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日本船舶や日本船舶に類するものとして法令で定められる船舶に乗り組む船員には、船員法が適用されます。
この船員法は陸上企業にとっての労働基準法に相当するもので、船員としての特殊な労働内容において、船員の労働条件と労働環境の保護に関する船舶所有者の義務と、船員として知っておくべき心得や規律の制定を目的としています。
船員法の関連法律・法令として、船員災害防止活動の促進に関する法律・船員労働安全衛生規則があります。
これらはその名前の通り、船員が乗船して業務に従事する際にその業務における災害防止や安全を確保し、また船内における船員の快適な労働環境や居住環境を確保するための法律・法令です。
それ以外でも船員の良好な労働環境・安全衛生の確保に関する法令は、多数あります。
そういった法律・法令を、船舶所有者は順守しなければなりません。
また、船員にも該当する項目がありますので、船員にも順守義務はあります。
船員法や関連法令に係る、船員に関する労務管理等に関する事項は、海事代理士の業務です。
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