展示資料exhibits

展示資料の一部を紹介します。

人力車

 広島藩最後の藩主であった浅野長勲(あさのながこと、1842〜1937年)が宮島で使用したものです。
 長勲の来島は公的な記録に見える限りでも幕末から昭和初年まで嚴島神社参拝・弥山登山など二十数度に及んでいます。
 その際、宿や休憩所とされた岩惣では送迎などのために、この人力車を調えたといわれます。



郵便ポスト

 このポストは昭和26年から昭和51年まで国鉄宮島桟橋前で実際に使用されていたものです。
 郵便ポストは島内に14カ所設置されていますが、同型の丸形ポストはそのうちの11カ所も有ります。
 歴史ある町として、昔からの姿を後世に伝えるため、丸形ポストを残しているのだそうです。






記念杓子

 この杓子は広島商業高等学校の第55回全国高等学校野球選手権大会(昭和48年)での優勝を記念したものです。
 当時の監督や選手たちの名前が書かれています。その中に、広島東洋カープで選手、監督としても活躍された達川光男さんの名前を見つけることができます。



















平清盛坐像(原寸模刻)

 昭和47年、宮島町は平清盛を顕彰する象徴的存在として、京都の六波羅蜜寺に「平清盛坐像(重要文化財)」の模刻を願い出て、当時の六波羅蜜寺住職に許可をいただきました。
 奈良の仏師、白石義雄の作で、昭和48年3月に台座とともに完成しました。
 清盛晩年のころの坐像で、一門の繁栄を祈り経巻を手にしています。その風姿はとても穏やかで、仏者としての気品さえ漂います。

宋剣(ドラマ小道具) 

 平成24年放送のNHK大河ドラマ「平清盛」で使用されたものです。
 ドラマの小道具ですが細部まで作りこまれており制作者のこだわりが感じられます。主演の松山ケンイチさんが手にした姿にも印象深いものがあります

色楊枝

 宮島の最も古い土産物といわれています。
 7センチほどの長さで檜(ひのき)や欅(けやき)などで作られており赤、黄、緑、紫、藍の五色に染められ、楊枝の頭には灯篭、桜、蛍などの細工がされています。
 明治30年ごろまでは製造されていましたが、後継者がなく、現在では作られていません。












宮島歴史民俗資料館

〒739-0533
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