2005年版 その3
  
その1を見る その2を見る その4を見る その5(最新版)を見る トップに戻る
2005、07、06(大野)

孫が生まれました。入院しとる病院に行く途中に大野がありやす。今日は孫に会いに行くんで、そのついでに久々に大野練習場へ。いやいや大野のついでに病院かも分からんのじゃけど(笑)大野に着いたら、バス(カープ号)がおるじゃないですか。ちゅうことは、二軍は由宇での練習のはずじゃったんが、グランドコンディションが悪いんか大野に変更になったみたい。

二軍と三軍が合同ちゅうのんはよくあるんですが、雨じゃとみんな室内練習場。しかし今日は天気なんで、グランドまで使うて練習しとるんであっちゃこっちゃにカープユニがいっぱい。しかもギャラリーちゅうたらあっし一人なんで、うれしゅうて嬉しゅうて。あっちを見ちゃあこっちをのぞいてと、それはもうたいへんでした。大野の中をスイスイと泳ぎまくった感じじゃったです(笑)

■レイボーン投手を見つける

グランド入り口に新入団選手のレイボーン投手がおりました。どうやら、通訳さんから練習の流れとか大野の施設なんかを教えてもろうとる様子じゃったです。今日は投球練習はせんかったです。

■グランドの様子

珍しくブルペンで投球練習をしとりました。普段ならここはめったに使わんのじゃけどねぇ。いちばん端っこでは幹英さんが投げとりました。残念じゃけど、他の二人は衝立(ついたて)が邪魔になって分からんかったです。

レイボーン投手。大男でした。左は通訳さん。幹英さんとその横に投手二人がおります。それを見守る清川さん。右のグラブはラロッカのもんです。画像にないですが、はしゃぎまくっておりました。

その横では二組に分かれてノックを受けとります。ノッカーは山内さんと永田さんです。永田さんの組には、やっぱり田村君が。最後に、至近距離からのマンツーマンでゴロ捕球の練習。途中、「尻だせい」と言われて“けつバット”を5発くろうとりました。

■ラロッカが笑わせる

その隙間をぬってひとりピョンピョンはねるように走り回っとる選手がおりました。ラロッカでした。ニコニコ顔で、そりゃもう、まるで子どもが嬉しゅうて走り回っとる感じじゃったです。途中で、立って様子を見よった望月トレーナーを、一緒に走ろうとひっぱり出したりして。その後、望月さんを相手にキャッチボールを始めたんですが、なっなんと、梅津くんのフォームを真似て投げよるんです。みんなそれを見て爆笑の渦。ほんと茶目っ気たっぷりの選手ですぞ。余談じゃけど、そのそばで黒田投手もキャッチボールはしとりました。

■甲斐くんの様子

室内練習場に回ってみると、甲斐くんが一塁を守っております。野手の送球を受けるだけで、自分自身の守備練習はなし。やっぱりムリはさせられんちゅうことでしょう。

その甲斐くん、振り返ったら窓の外のあっしに気がついたみたいで、ちょこっとお辞儀してくれました。その後、圭くんと組んでトスバッティング。圭くんのトスがばらけるんで、なかなか上手くいかんのです。圭くんトスの上げ方も練習せんといけんよ(笑)甲斐くんは、打つ時、右足をかばい気味に見えました。モモあたりを痛めとるように感じたです。

■天野投手の様子

そうしとったら、室内練習場のブルペンに天野投手らしき姿を発見。大急ぎでブルペン側に移動。こっちは窓を開けてくれとったんで、真近で観察できやす。ただネットが邪魔じゃけど。練習にしちゃかなり本気モードで、キム一相手に投げ込んどりました。気になったのは腕の振りがちょっと弱い感じがしたこと。しかし、構えたミットのところにキチンと行くし状態はまあまあじゃないかと感じとったら、キム一が「内側はまっすぐ来る。外がまだシュート気味じゃ」って。そうかァ。外狙うたんがシュート回転して狙いより中に入るんが問題なんじゃね。メッタ打ちにおうたんはそんなワケじゃったんじゃと納得。もうちょいかかるんかなァ。


■佐藤くんの投球にしびれる!

天野くんの隣で、佐藤君が翔くん相手に投球をはじめました。力を入れて投げはじめたら、外低めにスゴイ球が行きます。それこそまさに剛球。球質は重そうじゃし、しびれてしもうたです。まだまだ変化球は投げとらんのですが、もうちょっとしたら実戦登板させるかも分からんですね。非常に楽しみです。

左から天野、佐藤、丸木の三投手。ネット越しながら、天野くんの場合、近いんでほとんどバッターボックスに立った気分です。当たったら死ぬ思いました。キム一はさすがで、良いミット音を響かせとりました。リードがどうのこうのと言われるんですが、見直しました。惚れた!

■芳彦くん頭をゴツン

またまた反対側に戻ったら、走塁練習の場面でした。フィールドで打撃練習をしとるんですが、その打球を判断して走り出すちゅうわけです。ココには永田さんが外の練習を終えて指導しとりました。森笠くんはもう本調子なんですが、ここでは手抜き、ちゅうか足抜き。サードまで行ける打球でもセカンドで止まってしまいます。すかさず永田さんが「もり〜行けェ!走らんかい」と。帰ってきても永田コーチから距離を置いて待機。(この理由はあとで分かります(笑))。芳彦くん、すっ飛んでサードまで行って帰ってきました。永田コーチのそばに来たところ「芳彦!ありゃぁ抜ける当たりじゃなかろうが」と持っていたバットのグリップエンドで頭をゴ〜ン。けっこう大きな音がしとりました。あとで森笠くんが芳彦くんに「バカじゃのう。オレみとうに近寄らんようにしとらんにゃァ」。←もり、はよう教えてやりゃあええのにと思いました(笑)

2005、06、22(由宇)
今日(ドラゴンズ戦)は、次男とその彼女の由宇デビューじゃった。
由宇のよさは試合開始前と後にあり言うことで、早めに行くつもりじゃったが、やや遅うなって10時20分くらいに到着。駐車場には意外に車が少ないのにビックリ。係りのおじさんも「今日は少ないでよう」とぼやき気味にぽつり。

まずは彼らを球場に案内、観戦場所の確保。その後、各施設の説明や見方を教えることに。
メイングランドでは、内野手の一部と外野陣が守備練習をしとりました。場所を移したら、投球練習場にはだあれもおらんかった。投手陣はサブの芝生でまったり組と坂道のランニング組に分かれとりました。ランニング組を見るとフェリちゃんがおる。あっしを見つけて「この前ざんねん!」と言う。おいおいそりゃ、あっしがあんたにかける言葉じゃろに(笑)「この次は勝とうで」言うたら「はい、頑張る」って(笑)ほんと初勝利が欲しいねフェリ。

彼らに選手とのふれあいを経験させちゃろうと思うて、天野くんを見つけて写真を頼む。快く引き受けてくれて三人でパチリ。彼らは天野くんのそばに行って、相当緊張したらしい。

ネットで知り合った"べち大好き"さん"赤イチ"さんをかんえーっ娘さんから紹介してもらう。なんだか照れくさい(笑)でもまたカープファンの輪が増えた。それもファン同士ちゅうことで、すぐに仲良うなれるんが嬉しいですじゃ。

試合開始。2回表から、いつものように徘徊行動に移る。バッティングゲージには東出とキムイチ。ところが、キムイチは芝生に寝転んで打つ気配はまったくない。東出は一人もくもくとミート中心の練習。するとキムイチ、東出に「お前のう、そこはもうちょい引き付けてバシッとやらにゃあ打てんで」とコーチをはじめた。ほかにもいっぱいコーチしよったが、ここでは省略。
東出は結局試合には出んかったが、さぼりのキムイチ、代打でレフト線にツーベースを打つ。
練習しても打てん奴もおれば、さぼりでも打つ奴は打つんか。しかしあっしとしては、練習する奴の方が好きじゃ。東出、頑張れ。頑張って打て。そん時にゃ見直してやる。

その横、サブの芝生んとこでは、澤崎さんと矢野くんが漫才やりながらトレーニング。罰ゲーム式にやりよるんじゃけど、しかし、そこは先輩が有利。でも矢野くん、相変わらずニコニコしてて癒されました。

試合はいうと先発の小島くん。ココ最近打ち込まれとるんで心配しとりましたが、立ち上がり1点はとられたもののあとは危なげないピッチング。打つ方も着々と得点して5対1とリードして河内くんがマウンドへ。

久し振り登板の河内、2イニング目に痛打を浴びる。計5失点なり。今日はまっすぐのみを試したらしい。ブルペンではえらい速い球を投げよったが、マウンドじゃ手加減(萎縮?)したんか打ち頃のスピード、しかも、荒れ球が持ち味なのに揃えすぎた感じがする。まあまだまだかかる気がした。結局逆転されてしもうたが、その裏に再逆転で8対7で勝利。

試合時間が長かったこともあって、選手は早々と帰っていった。ただ東出は居残りで日が暮れる頃まで守
備練習をやっとったらしい。
今回は親バカをお許しを(笑)左天野くん右甲斐くんと一緒
2005,06,08(由宇)
今日のソフトバンク戦、先発は玉ちゃん。ええのか悪いんかよ〜分からん感じのピッチング。しかし、いち時の不安定な頃と比べたら、着実によくなっとるとみた。春先はひどかったもんなァ。たしか5回じゃったと思うんじゃけど、三者三振に討ち取った投球は、見事じゃった。

甲斐君が帰っとった。昨日に続いてセカンドを守っとるんで、キット上から「セカンドで使えるようにせい」と指示を受けとるに違いない。打撃は相変わらず好調をキープしとる感じで2安打。最初の右中間へのツーベースは痛烈な当たりじゃった。二軍のメンバーの中では、抜けてきた感じがする。問題は守備。一死三塁の場面で、正面に飛んだゴロをあせってファンブル。きちんと捕っておればホームに帰られることはなかったハズ。元々左右の動きと後はええんじゃけど、前の処理に問題があったんじゃが、まだまだ解消されとらん。もっと前に出て捕るようにせんといかんと思う。それと、いま甲斐くんに求められるんは、ファインプレーじゃのうて、堅実なプレー。とにかく「丁寧にていねいに」を心がけて欲しい。それと、送球に対してトラウマ的なものを感じる。精神的なものだけに、自信を持ってプレーして欲しいと思った。

バスに乗り込む時に甲斐くんと目があった。なぜか、今日は声をかけられる雰囲気ではなかった。なんと言うか、目つき顔つきが変わってきた気がする。降格が悔しかったんじゃろうね。「またきっと上に上がってやる」そんな言葉を背中から感じとった。ようやく、欲が出てきた感じで、期待したい。

試合開始直後、マシン相手に打ち込む音が聞こえる。誰じゃと思うてのぞいて見たらフランコに芳彦くんじゃった。
二人が引きあげたら、入れ替わりに石橋くんと圭くんが入ってきた。石橋くんは左右の練習せにゃいけんのんで、タイヘンじゃ。
圭くんを近くで見るのは久し振り。体が大きくなったし、顔つきがプロらしゅうなった気がする。それとフォロースルーが大きくとれるようになったんが成長かなァ。振り込みもようしとるんじゃと思う。スイングスピードも上がってきとる気がする。

この時、サブの芝生んとこでは矢野くんが一人でダッシュの練習をしとりやした。たま〜に寝転んで休憩するんで、話し相手になってあげました(笑)
本当は邪魔じゃったんじゃろうが、そこはやさしい矢野くんでした(爆)

ここで「あれっ、末ちゃんがおらん」と気が付く。一緒に観戦の”おおとなりさん”に聞いても「見んよ」との返事。二人の結論は「上に行ったんじゃァ」。正解でした(笑)

話しを試合に戻しましょう。2対2でむかえた8回裏。代打の鞘師くんの決勝ホームランで勝ち。


イケメンで女性ファンが多いサヤシィ。あの由宇の右中間に放り込みやした。右バッターであそこに打つちゅうのはスゴイですじゃ。マッチー、クリケンクラスでんな。

余談じゃけど、小島くんがおったんで写真を撮らせてもらいました。カメラを構えとるときに「そろそろ一軍からお呼びがかかるよ」と声かけたら「はァ」だけ。おいおい、もうちっと返事できるようにならんとダメでえ(笑)
2005,06,01(由宇)
今日は用事があって、いつもより遅れて11時過ぎに到着。階段を上がったら、小島くんが早々と食事にむかっているので、彼が先発と分かった。投球練習場に行くと、ドラ1の佐藤くんが投球練習をしていた。まだ捕手を座らせていないんで、球筋なんかは見てもしょうがない。分からんもん(笑)

フェリシアーノがいたんで、「最近調子いいじゃ」と話しかけると「そう、調子上がっています。頑張る!」って。「ベンやゴンから連絡ある?」と聞いたら「あります。でも今中国(フェリ、知ってるって(笑))、来月には帰ってきます」だって。フェリはヘンな日本語を覚えとらんのんで、面白うない(冗談)

試合前のトラックで天野くんがダッシュの練習を繰り返しとった。半周を行ったりきたり、約200メートルあるんじゃけど、きつい練習じゃよね。でもこれをやらんと体のキレが出んからねぇ。

今日は珍しくレフトの奥に陣取った。ほんと久し振り。試合開始直前の外野ノックではチャーリー廣瀬や末ちゃんなどがレフトで練習。お客さんから「ヒロセさ〜ん、頑張ってぇ」と声がかかる。すかさず振り返って帽子をとってお辞儀のチャーリー。これじゃから廣瀬は人気がある。ちゅうか、他の選手もこれくらいして欲しいですじゃ。そうしよったら、今度は末ちゃんに声がかかる。どうするか見とったら、末ちゃんも帽子をとって・・・そうそうええことですじゃ。最後にゃスタンドから「ボールくれ〜」との声。これには、ムムッと思うたが、廣瀬は投げ入れてしもうた。はっはっ!まいった。

試合の方は、予想通り小島くんが先発。栗原くんのグランドスラムや松本(奉)くんのスリーランもあって快勝(C9−3T)。小島くんは、立ち上がりから順調じゃったが、4回いっきに5連打くろうて3失点。前の回にランナーに出とったんで、そのへんの影響もあるんかも。もしそうじゃったら、このあたりも克服せんといけんですな。

試合の途中、サブから悲鳴に近い声が聞こえてくる。なんじゃとのぞいてみたら、声の主は澤崎さんじゃった。トレーナーの指示で特訓中なんじゃ。スクワットのあとバーベルを運ぶ練習の繰り返し。
このバーベルがだんだん重いのになるんで、これはきつい。「アッアッアッ、痛い、痛い、痛い、アッアッ」っと声をあげながら頑張っとる。澤崎さんの復活、せつに願うとります。

その澤崎さんの横で、心配そうな顔しとったんが大島くん。心配そうな顔は、次が大島くんの番でようやく理解。さきの澤崎さん、大島くんに「足の角度があさ〜い」ときつ〜い激励。いやヤジをとばしとりました。

地獄の特訓中な沢崎しゃん。左はトレーナーさん。奥に豆粒みとうに見えとるんが大島君。実はバーベルのほかに右下に見えるタイヤも引くんじゃけど、これがキツイらしい。

車椅子の方たち大勢が、ヘルパーさんたちと一緒に、観戦に来とられました。7回あたりじゃったか、試合はホッポリ出して、サブで矢野くんを見とりました。(注 こういうことようするんですじゃ。こうすることで他のギャラリーの方たちとは違った光景を目にすることが多いです)そこへ車イスが2台がやってきました。障害者の方とそれを介護する若者の計4人です。

聞くところによると、由宇は今回が初めてで、もうそろそろ引き揚げないといけない。せっかくのチャンスなんで、せめて選手のサインをもらって帰りたい、ちゅうことでした。
ちょうどその時、練習が終わった矢野くんが目の前に。とっさに矢野くんに事情を説明すると、矢野君”僕は選手じゃないんです。それでもよかったら、喜んでさせてもらいます”と言って車椅子の手を置くところ(木製)にサインをしてくれました。最後に”頑張ってください!”とも付け加えて。

あっしはもう、矢野くんの優しさにウルウルしてしもうたです。あの方たちが、”これは今をときめくカープの矢野のサインなんじゃ”と誇らしげに見せられる日がくればええなと思います。
矢野くん、頑張れ!

その1を見る その2を見る その4を見る    その5(最新版)を見る                   トップに戻る