特別養護老人ホームは本来国がやらなけれればならない事業であるが、
生活に困った人々が、ごく当たり前の日常生活できるようにと、小さな
力を合わせ、日々社会奉仕に貢献している人々に支えられているのが社
会福祉法人の現状である。70代、80代、90代の高齢者は戦争の為、
明治、大正、昭和の時代に青春の夢を棄て、草や木の根っこを食べなが
ら日本の復旧に全力投球で貢献し現代の豊かな長寿国を築きあげた。こ
のような現高齢者に対して国が、公的資金を導入するのは当然であり、
受け皿となる福祉施設に適応されるのは、誰もが認めるところであろう。
に悲報が届いたのである。 長女が交通事故に!!交番の前で急に飛び出しバイクに跳ね
られ意識不明の重症で病院 に担ぎこまれたのだ。即入院。母親は、懸命に付き添って
看護する。夫の仕事は定期的になく母親が昼は3時間・夜1時間のパートでなんとか生
計をたてていたが、長女の様態が気にかかり働くどころでなかった。家計を圧迫するな
か悪いことにおはあさんの目がかすみはじめた。小さな段差でつまずいて度々転倒しこ
のまま進行すれば、骨折のおそれが出てくるので医師の診断を仰ぐと「白内障なので、
手術すれば元のように見えるようになる」とのことだった。高齢とはいえ他に悪いとこ
ろもないので手術を受けることにしたがおばあさんは私のことはどうでもえい。孫のこ
とだけ考えればいいと言うが、しぶしぶ入院する。
母親の必死の看病にもかかわらず長女は依然として、意識不明が続いた。おばあさんの
手術は無事に終わったが、2つの病院を往復する母親の疲労が重なり、看病づかれと金
策におわれるようになる。夫婦の家計は火のくるまであった。おばあさんは,見えるこ
とができるようになって喜ぶ反面、孫の心配またパートで家計を支え 懸命に看護してい
る母親を見て不憫に思っていた。2週間しておばあさんの退院許可が下りたものの家に
帰れる状況でなかったのである。やむおえなく施設にお世話になることになる。 施設に
入所したら費用負担は勿論、食事代また日用品費も無料であった。
ありがたいことだ お上に手を合わせ感謝の気持ちで一杯であった。3週間たって長女の
手足が少しずつ動き出した。両親は勿論それを聞いたおばあさんも大変よろこび元気な
姿を瞼にうかべ家族一緒に食事に行こうと心は、はしゃいでいた。しかし、喜びもつか
のまおばあさんの目が痛みだした。それは夜もねむれない苦しい痛みであった、あまり
の痛みで職員に訴えることにする。
翌朝の出来事である。おばあさんがいつまでたっても食堂に出て来ないので、職員が
居室まで見に 行くとおばあさんは二度と帰らぬ人となっていた。 思い出してみれば、
小さな声で「せっかく長女が回復にむかっているのに、もし私が又再入院となれば息子
夫婦に再度負担をかける。お金がないのに・・」とつぶやきが気にかかって、悔やんで
も悔やんでもやり場のない気持ち だと、職員は話していた。
ー措置費制度の場合(施設入所)ー
つまり所得のある人は 払う ・ ない人は 払わない。
金ゼロの介護扶助は低所得者に適用されるもので、これを受けるためには、1円でも財産が
あってはならない。家も土地も売却しその金を使い果たしてから、初めて利用できる制度
である。当然、我が家で介護扶助を受けることはできない。施設に入所して介護扶助を利用
し、 理学療法士のもとで、一生懸命リハビリに励み、やっと我が家に帰ろうとしたら、帰る
家はすでに売却済。これが在宅福祉と言えるだろうか。もう一度家族と一緒に暮らしたい、
そんな願いを無視する介護保険。たった35000円が払えなくて、大きな心の補償をう
ばいとる介護保険 なら、いっそ苦しい体のままで、先祖から受け継いだわずかな土地を
守っていこう、と決意した老女。そのわずかな年金から介護保険料を天引きする国がめざ
す福祉国家とは。。。。。
要介護度のランクを下げて欲しい
認定にさげてもらうように願いでても、いまの制度では不可能。土地つき、家つきでは介護
扶助受けられず結局、介護保険の利用を諦めざるを得ない。 強制的に年金から保険料天引き
されながら、利用したくても利用できない介護保険制度。せめて老女が死んでから土地を売
って負担額を支払う制度ができないものだろうか。
介護福祉施設利用料(一ヶ月間)
利用料24000円+保険料(月額)・・・ 天引き15000円以上の方(年額18万円)???どうする!!!!
地域振興券に有効期限があるが・・・ ???どうして!!!!
![]()
|
![]() 防災ヘリコプター「メイプル」 災害の複雑化、大規模化への対応を図ると同時に、傷病者の救命率の向上、広域的・機動的な消防防災活動の 充実を目的とした防災ヘリコプターを平成8年7月から運航しています。 しかし、かなりの問題が生じました。 |
![]() 1999年6月30日中国新聞朝刊集中豪雨の速報記事です。その結果が新聞に報道されています。 介護保険制度に類似しています。 |