”☆☆介護保険に三十一言☆☆”

あの高い山の北側に行かんようにせえよ
絶対一人で行くなよ。どうしても一人で行くなら
歌を歌ったり、笛を吹いたり、鈴を鳴らしながらたいぎかったら
トランジスターラジオをかけぱなしで登れよ
冬眠しているからと言って穴のそばにいくと大怪我をするけえのう
フンや足跡などを見つけ獣道を探すような観察能力がなけにゃあ
登山する資格がないと言うことよ

音を出して登れば、臆病な熊は逃げるけぇ
しかし、偶然に出会ったとき熊はびっくりして襲ってくるけぇのう
その時は絶対に背中を向けて逃げんことよ。
いままで背中を向けて逃げて助かった者は誰もおらんけぇ
ひたすらに、「ごめんネびっくりしただろう」と言いながら静かにさがり逃げることよ

ほいじゃが、熊が逃げんかったらおおごとよ。
攻撃にあったらたまったもんじゃあないけぇのう、襲ってきたら
間違っても死んだふりしては駄目でぇ、食べられるけぇ
木に登っても駄目でぇあいつは木登りが得意じゃけえのう
なにもせんより熊と同じように大手を振り上げ、大声で怒鳴ってみることよ
それでも襲ってきたら急所の鼻を石でたたきあげることよ

熊に出会って目が合ったとき、まず静かに後ろにさがる、
それでだめなら攻撃をする
これで助かりゃあもうけもんよ
何回も言うように熊に背中を向けたら負けよ。

熊はのう、厳しい冬が来る前に、食べまくり太って
穴を掘って、住処かを作り寝て冬を過ごすのよ
わしも熊みたいになれたらデフレ対策で暖房費がうき、飯代までうくがのう
ようじいちやんに聞かされたもんよ。

40年前の話が現実の話になった
もうすぐ冬がくるけぇ腹一杯食べとかんと冬眠中は何も食べられないのよ
「さあ、ついておいで母さんがばあちゃんに教えてもらった絶好のエサ場に行くけえ」
母親熊は5頭の小熊を連れてあぶなっかしげな足取りで絶壁を降りていった

「なんじゃあこれは」越冬するための
最後のエサ場がないじゃあないか、
誰にもわからなかったはずなのに
信じられないこんなはずがあるわけがない
母親熊は必死になって土の臭いをかぎながら
確かにここに大きな石があり、一段下がったところに
ミツバチの巣箱があるはずなのに
「あんな大きな石がなくなるわけがない」狂ったように探すが石はどこにもなかった

エサ場は、いりもせん工業団地を税金でつくり、乱開発のまきぞえになっていた
土地には大きな石やハチの巣などあるわけがなかった
「この調子じゃあ、山だけじゃないぞ海まで濁流で汚染されるでぇ」
狂った母熊は独り言をいいながら下に降りていった

腹ペコペコになった子熊達は何度も滑り落ちながら
幸運にも辿りついた山里には、蜂蜜やクリが一杯あった
母親熊は「かあさんが見つけた新しい穴場の食料倉庫よ安心してたべんさい」
初めて甘い蜂蜜を食べた小熊達は「やっぱりかあさんはスゴイ」
「だてに年をとっていないよのうやっぱりうちのかあちゃんは一番よ」
大喜びして腹いっぱい食べた

母親熊は絶壁を登りながら子熊達に「ここが安心して食べられるところだから
よーく覚えておきんさい」よその小熊に絶対教えてはいけんよ

地球温暖化防止で宅地開発も規制されたために森林がよみがえり
子熊たちは縄張り争いもなく平穏無事に山奥に暮らしていたが
何を思いついたのか売れもしない工業団地をつくり税金を使った
土地の乱開発がまた始まった

またまた熊達は食料難に陥った、こんな不景気の環境のなかで
悪いことは重なるもんで、ばあちゃんが頚部骨折して歩けなくなり
栄養失調状態の体にまでになった
「心配しんさんなぁ、ばあちゃん」チャーンと覚えとるけぇ

ばあちゃん熊が教えてくれた隠れエサ場に行けばきっと
美味しい蜜がある。たった一頭の小熊と記憶をたどりながら絶壁を降りていった
記憶には間違いなかった「ばあちゃんが見つけたエサの宝庫よ」
体力をつけ来年は元気な赤ちゃんを産みんさいよサァばあちゃんにも持って帰らにゃあ
子熊は崖も登れないほど腹一杯食べ奥山に戻った

なんじゃあこの荒らしようは熊の仕業にちがいない
せっかく今年は豊作で去年の凶作が取り戻せると思っていた矢先に
「天災なら我慢ができるが熊に畑が荒らされて被害にあうなんてとんでもない」
にいちゃんは目をつりあげまるで鬼のような顔になった
この恨みは来年の冬に復讐したるから

それ以来熊と人間の戦いが始まった。冬が近づくと一族の熊が団体でやって来るようになった
去年と同じように蜜を食べようとしたら、ヒモにぶら下げてあった
空き缶がガチガチと鳴りだしたら
人間の子供が母屋から出て来て「これはじいちゃんの蜜蜂箱よ
これもじいちゃんが作ったイチゴよ、食べないで」

「盗っちゃあいけん、蜂蜜を食べんと病気のじいちゃんが死ぬけぇ」必死に訴えるが

「なに言っているのよ、これはおばあちゃんが作った畑よ」熊が怒った、
熊と子供が口ゲンカをしていたがとうとう殴り合いになり大喧嘩が始まった
仁王立ちになった熊は子供をなぐった瞬間子供は5メートルとばされて気絶した

大きな音にびっくりした兄ちゃんが飛んで来た「アッ熊だ」
性懲りもない熊の奴「妹と去年畑を荒らした恨みを果たしてやる」
猟銃を持ちだし熊の頭に狙い定め撃とうとしたとき
息を切らしながら暗い奥の部屋から這ってじいちゃんが出てきた
「じいちゃん出ては危ない」しかし兄ちゃんの静止をふりきり

「熊には責任はない自然を破壊した人間に罪があるのよ、
種をまいたのは人間じゃけぇ」もう乱開発などないよ
今でも宅地があまっているのに宅地開発なんかできゃあせんよ
「自然に人口が減っておるけぇ」
ほっといても自然の山になるから争いは止めてくれ

ワシはもう年じゃけぇもうエエ、殺さずに山に帰してやってくれ
大粒の涙をポッリ流しながら熊に震える両手を合わせてながら訴えるじいちゃんを見て
熊は何も言わずに山に戻った。
熊の背中をみて安心したのかじいちゃんは息をしなくなっていた
じいちゃんおきんさい・・・・・



このまえの話はヨウわからんのう。はっきり説明せぇやぁ
奥歯に物が詰まった言い方をしてから


またまた事件よ、平成14年1月から施行された短期入所のありかたよ、人を馬鹿に
するのもエエかんげんして欲しいヨ
デフレで失業率が上がり他人ごとだと思っていたらリストラにあい
うちのばあさんまで面倒をみられない状態に追い込まれているのに

すごい剣幕じゃのう、そんなに興奮するとまだ若いのに脳の血管が破れるぜ


「よう聞けよ」また屁理屈の理由をつけ
施設入所待ちの利用者が短期入所の制度を利用して
長期入所とあまりかわらない状態になるから
「他の利用者が短期入所サービスの利用ができない」と言っているのよ

新聞みても短期利用者率は4〜5割でベットがあいとるそうながのう
どう言うことや、


そうよもっともらしい理由をつけてのう下の表みてみいやぁ

短期入所サービスのみ利用した場合(併設介護施設)

 

要支援 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
介護サービス支給限度額(月) 61500 165800 194800 267500 306000 358300
短期入所の一日の利用料金(日) 9371 9654 10110 10555 11011 11456
介護サービス支給限度額で利用可能日数(月) 6.6 17.2 19.3 25.3 27.8 31.3
六ヶ月間にの与えられていた短期入所サービス日数(6ヶ月) 7.0 14.0 14.0 21.0 21.0 42.0
一ヶ月間に換算した日数(1ケ月) 1.2 2.3 2.3 3.5 3.5 7.0
介護サービスと支援サービスが一ヶ月間に利用出来る合計日数(1ケ月) 7.7 19.5 21.6 28.8 31.3 38.3
改正後の利用出来る日数(1ケ月) 6.0 16.0 18.0 24.0 27.0 30.0
改正前と改正後の差(1ケ月) 1.7 3.5 3.6 4.8 4.3 8.3
差額料金(円) 16206 33856 36412 51119 47252 94816

「よう分からんじゃろうが、サービス量が改正前より大幅に減らされた
と言うことよ」

改正の度によくなるのが社会制度じゃあないのか、
悪くなるのは悪代官がやることじゃあないのか


改正前は介護サービス支給限度額と
介護度による短期入所サービスの二つのサービスがあったが
改正後は一本化といって片方のみを取り入れたらしいよ

一本化はエエと思うが、二つを足して二で割るのがあたりまえじゃろうが


「それが常識よ、常識な制度をせんけぇ頭にくるのよ」おまけにリストラの身じゃけえのう
短期利用者がいなくて施設は泣いているのに、利用したい人の限度回数を減らしたのよ

お前の言うことは具体的でないけぇ、ようわからんよ


要介護度5の例では表を見て分かるように金額にして94816円サービスが
消えてなくなったと言う事よ

おかしいのう、これでは片方の切り捨てて一本化とは言えんだろう


「知らんよ誰も文句を言わんけぇ」最初から介護サービス支給限度額だけのつもりだったが
うるさいのでやめていたのよ
ほとぼり冷めてきたからおまけだった短期サービスを廃止したのよ
ただケアマネジヤーが利用者の説明が楽になったのと、低下した分だけ費用の削減ができたのよ
いつも弱者が泣くのよ

いままで長期入所ができず困っていたが介護保険制度ができてからは
短期入所とデイサービスを併用して利用すれば

家族に気がねせんでもええ介護保険制度ができたと思っていたがのう


「文句を言う奴は実費を払って利用せい」と
今の年寄りはようけえ銭をもっとるらしいけえのう

将来の生活保障がないのに使えるもんかい
福祉の老人ホームまで「部屋代をいただきま〜す」と簡単に決め、
将来なんぼう銭がいるかわかりゃあせんよ

そりやぁそうじゃ
しかし「国が年金の範囲で生活ができる事を保証します」と言えばのう

そうなれば今までに蓄えた銭はジャンジャン使うぜ口紅つけて綺麗な服を着て
ハイヤーでレストランに乗り付け、厚い肉をたらふく食べ
困った人を助ける「目に見える現物支給援助施設」がありゃあ全部寄付するぜ
そうすれば相続税の余分な心配せんでもすむし
強盗も入らなくなり安心して暮らせるけぇ、エエのう
「墓まで銭は持って行けんけえーのう」

そうよのう、死までなんぼうあったら生活できるか目安がつけば
ワシもおまえの言うとおりにするよ

国会中継は三面記事いかになったのう
国民の代表で大臣である立場の者が
田中真紀子と鈴木宗雄が言ったじゃ言わない
議論し選択肢は二つしかなくしかもどちらが嘘をついたか
そんなことで大勢の国会議委員がハチの巣をつついたように騒いどるが
むなしいのう
どっちが嘘をついてもくだらない時間を費やして国益になるわけがない
誰もが言いにくいことをこれがチャンスとみたのだろうが
役職の立場を尊重し常識の善悪ぐらいわかろうがのう
予算審議は予算の中身を審議するのじゃあないのか
少子高齢化社会のなかでリストラやデフレをおさえるためにはどうしたらいいのか
平和で安心して暮らせるにはどうしたらいいのか
いまの政治家の態度では
将来の老人対策はリストラの選択肢しかないでえ

ようするに死ねということよ

現実を見つめた政治をせんかい
ようするに近い将来老人が主役じぁけぇ
老人にとって生甲斐のある職場をつくらんかい
介護職なんか適役と思うがのう

家政婦や病院の付き添い制度を廃止して
資格制度をばんばん勝手につくり

"介護は心よ"

がわからんかい育児も資格制度にすればよかったのにのう
こんな世の中にならんかったろうにのう
資格、資格じゃ夢もなくなるよのう
ワシも年で記名力もなくなりパソコンはできんが
人の世話ぐらいできるよ
あたらえた資源で、あたられた環境で生活できるようにせにゃあ駄目よ
今日テレビでみたが審議の場で個人の性格を追求していたが
政策の論議を期待してみているのに政治家の個々の性格や生活態度を
ひそかに尾行した結果を聞いているのじゃあないよ
日本国民としてみたくないのう、政策の議論がみたいよ

もうすぐ節分じゃのう

♪♪♪♪♪♪♪♪鬼はそーと・ふくはうーち♪♪♪♪♪♪♪♪

∵∵∵∵∵∵不景気が何年もいすわらずに飛んでいかんかい∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵我慢の限界がきたよ∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵止まらない弱者の切り捨て、今回は前秘書がおおもうけ∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵ようやるよ∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵高齢化社会は来ないよ∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵今の70歳は昔の40歳よ∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵今の70歳の働き口をつくらんかい∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵ボランテイアと言わずに金をはらわんかい∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵介護職についてもらえばエエが・・∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵またロケットの打ち上げを失敗して∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵これじゃあ隣国に負けるよ∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵よその国は宇宙から戻りまた再利用してとんどるが∵∵∵∵∵∵

∵∵∵∵∵∵しっかりせんかい∵∵∵∵∵∵

♪♪♪♪♪♪♪♪鬼はそーと・もう帰ってこんでもエエ♪♪♪♪♪♪♪♪

♪♪♪♪♪♪♪♪ふくはーうち・願いがかなわんかいのう♪♪♪♪♪♪♪♪

おかしなことよのう

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