もう巣立ったと思ってツバメの巣を壊したら4羽の生まれたばかりの雛がいた
驚いて雛を戻そうとしたが
もう手遅れで半分以上がめげている。なんと可愛そうなことをした
側に箱をおいてしばらく様子をうかがったが、親ツバメは来なかった。
仕方なくワシの家で飼うことにした。
壊した巣を砕いてみるとワラがふくまれているじやぁないか
ワラと田んぼの土と唾液で作った巣は見事である
すごい、人間はワラと赤土を混ぜて竹に塗りつけ壁を作るが唾液が竹と同じ役割をしているじゃあないか
|
腹が減ったのではないかと思って昼飯をやろうとしたが
クチバシを硬く閉じ口をあけようとしないので
無理やり食べさせようとクチバシを開けようとすると
クチバシが折れそうになったのでやめた
このままでは餓死するから小鳥屋で高いミルオームを買って
機嫌をとったがやっぱり駄目だった
なんとかクチバシを開けさせる方法はないものかと思案していたら
4歳の息子が突然大声をだした
その瞬間なんと4羽の雛が一せいに口を開けたじゃないか
なるほど今度は「アッ」と大声を発すると口が裂けんばかりの大口を開けた
大声が親ツバメの周波数とあったようだ
ミルオームをいれたらゴックリとおいしそうに飲み込んだ
ヤレヤレ
こんどは自分の番だと隣のひなが大きく口を開け待っている
口を開けている限りエサをやった
満腹になると満足したような顔をしてすぐに4羽とも寝てしまった
これで明日まで安心だと思ったら
一時間後にグワァグワァと一斉に泣きだした
なんじゃこれは、また大きな口を開けたのでエサをやった
満腹になったら又眠る。こんな調子が夜まで続いた
雛の胃は小さいのだ
こりゃあ大変じゃあ、犬と全然飼い方が違うでぇ
しょうがない巣を壊したのだから自業自得で責任持たにゃあ
見る見るうちに羽が生えてきた
不思議なのは糞は巣箱内にせず、しりを外にだし畳の上に平気で落としている
又、不思議なのは糞をとっても畳の上は綺麗だった
人間の便と違って糞を粘膜でおっているのだ
10日たった
羽が生え飛ぶようなしぐさで翼を交互に羽ばたきだした
両方の翼を羽ばたくようになり、すぐに飛んだ、しかし部屋が狭いのか
壁にぶつかり痛そうに畳にしゃがみこんでいる
「まだ飛ぶのは早いのよ」ブツブツ言って巣箱にかえす
翌日になると上手に部屋の中を行ったり来たりしだした
さあ南国に帰る準備をしなくては天窓のガラスを壊し
外と中が自由に行き来できるようにする
雨の降る日戻ってこないので捜しに行くと松の木の下でピーピーと鳴いている
゜枝に止まらにゃあ猫に食べられるぜ」しょうがないのう
びしゃ濡れになっている羽はまだ防水用の油がのってなかったせいだろう
翌朝雛はクチバシで丁寧に一本づつ羽づくろいしていた
そろそろ生きた昆虫を食べさせないと自立して食べられないぞ
庭に電線をはり4羽をのせ生きたハエをやったら食べた
|
翌朝の出来事である。外で二羽の親ツバメが電線の廻りを大声で「ピーピー」と何回も旋廻している
なに事じゃあ、ふっと庭の電線を見ると大きな蛇がおるじゃあないか
「こりゃあ、何するんかい」と必死になって親ツバメが蛇を追い払っているが
4羽の雛は頭を低くして黙って巣箱にいるだけで怯えている。
かま首あげていまにも4羽の雛をにらめつけ食べようとしている、「オイ早く逃げんかい」
急いで竹棒木で蛇をたたいたが電線に胴体を巻きつけ逃げようとしない
そのうちワシまで威嚇しだした
「蛇は一度狙ったえものは必ず手にいれる、執念ぶかいけぇ気をつけよ」とじいちゃんの言葉を思い出した
ワシは夢中になって蛇を叩き落とし何度も何度も叩きつけたが死ななかった。
「もう二度と近寄るなよ」と蛇を逃がした
「あの時が巣立ちの時期だったんだろう」
さすがに雛たちは、家の巣箱には一度も帰ってこなくなったが二三日して
庭にはった電線に4羽が止まり口を開けて待っている
まだ自分ではエサをとることが出来なかったのだろう、ミルオームをやった
兄ちゃんは鋭い目つきで精悍いつも一番に口を開け他の雛に自分より先に食べさせようとしなかった
満足すると「次はあんたが食べんさい」と言ってちやかりと羽をくつろいでいる
一番最後に食べるチビはおっとりとして太っている
鳴くのがやむまでエサを与えたからだろう
朝には電線に止まってエサをねだっていたが、そのうち4羽が帰らなくなるが
空に飛んでいるチビに声をかけると近くまで寄ってくる
夕方愛犬コロ(プードル)と散歩しているとき
エサにありつけなかったのかワシの頭の上に降りてエサをくれと鳴く
チビツバメが肩にとまったらなんと犬が嫉妬して怒りだした
犬もやきもちをやくのか、これにはびっくりした
人間と同じか
|
4羽は空高く飛び出したしかし、いつまでもエサをねだる弟に兄ちゃんが
「ぐずぐずるなもう旅立つぞ」チビに言っている
親が迎えに来るまで「長い間有難う」と何度も何度も上空をくるくる回っている
親ツバメが来て最後にピーと鳴くと一斉に遠くに飛んでいった
親ツバメは巣から落とされた時から雛をずぅーと、見守っていたのだ
「無事に越境してまた帰ってくれ」祈るような別れであった
「親はたえず見守ってくれる」と、ようじいちゃんが言いよったのう
☆ このまえの話はヨウわからんのう
◎特別養護老人ホームの定義
65歳以上の者であって、身体上又は精神上著しい欠陥があるため常時の介護を必要とし、かつ、
居宅においてこれを受けることが困難なものを当該地方公共団体の設置する特別養護老人ホーム
に収容を依託すること。
今度すりかえられた定義は下記のとおりよ
●介護保険制度は、個人の自立した日常生活を支援するため、質の高いサービスを提供するものであり、
「生活の場」である特別養護老人ホームにおいては、これまでの集団処遇型のケアから個人の自立を尊重
したケアの転機がもとめられている。
措置から契約にかわったんよ
T「個室・ユニットケア」の意義
@入居者は個性とプライバシーが確保された生活空間を持つことができる。
☆なんのことや
隣の寝たっきりのお婆さんがベットの上で「今日の昼のおかずは塩辛いね、栄養士が休みかネ」
こんな会話がなくなり孤独な部屋になるのよ。同じ悩みをもつものは親しい友達になるの
がわからんのよ、寝たっきりになればようわかるがのう
A個室の近くに交流できる空間を設けることにより、他の入居者と良好な人間関係が築け、
相互の交流が進む。
☆ なんのことや
歩ける者はええが寝たきりで耳の不自由な者は関係ないよ、車椅子の介助をしょちゅう頼めんけぇのう、
いっそ自立式電動ベットならええがのう。ベットが自由に移動できる
空間なんかできるもんかい。発想が乏しく、なに不自由してない者にわかるもんかい。
B自分の生活空間ができ、少人数の入居者が交流できる空間もあることで、入居者のストレスが減る
☆ なんのことや
それよりも高いベットに寝かせられているので、天井を高くして欲しいよ。寝たきりの生活空間とは、
天井が宇宙のようにひろがりいろいろな四季が味わえる窓もカーテンもドアもリモコンスイッチで動く部屋を作らんかい
「ご苦労さんこれから貴方の自由な時間です」といえるような安らぎの施設をつくらんかい
C家族が周囲に気兼ねなく入居者を訪問できるようになり、家族関係が深まることにもつながる
☆ なんのことや
堂々と会えばエエ保険料を天引きされているのに、
だれに遠慮がいるもんかい
Dインフルエンザ等の感染症の防止に効果がある
☆ なんのことや
年寄の結核がはやりつつあるので、そのための予防対策じゃろうよ、
盲腸で二週間も入院していた時代は終ったのよ、インフルエンザぐらいで個室がいるもんかい
隔離病棟の時代は終ったよ。
ようするに純粋な福祉がなくなったのよ
なんでや
そりゃあ社会全体で支えようと公的介護保険にしたからよ
福祉と社会的入院をまぜたからよ
保険料はまだ半額しかはろうとらんがのう
そりゃあそうよ全額なら抵抗が強いけぇ一年半程保留にしとったんよ
心配せんでも13年10月からとられるよ
なんとか部屋代はらわなくてもええ案がないかいのう
まだわからんかい「ないよ」措置から契約になったけぇ
前のほうがええのう、所得におおじた措置費制度が
年寄の小便と同じで諦めが悪いのう
大変な事件がおきたのう
日本に争いがないけぇ世界も平和と思っていたが、井の中の蛙とは知らんかったのう
ニューヨークで5500人の犠牲者がでた、むなしいのう
まるで映画を見ているようで、こんな世界があるとは不思議だった
飛行機がビルにつっこんで爆発するとは
二番めにびっくりしたのは、ビルの崩壊も信じられない、下から崩れるのは爆破でよく見たが
上から崩れるのはみたこともない。圧壊というらしいが
三番めに驚いたのは、まわりのビルまで崩壊した、地下構造物が一体かしとったんかのう
四番めにたまげたのは、経済不況と思ったが株式が7%の値下げ巾だけとは、アメリカは凄いのう
五番めにあきれはてたのは、姪がウオール街に勤務して無事が確認された、ひとごとではないがのう
こんどの戦いは宗教と近代兵器の戦いと言われているが
だれが考えてもテロ組織は宗教と一緒にしてはいけないと思うぞ
サル・カニ合戦でサルは柿の木にのぼり
青い柿をカニにぶっけサルは「腐った柿をもいどる」と言っても誰も信じないヨ
真の宗教は心のよりどころ、宗教を戦いの道具につなげてはいけない
信じる心は美しいものであり恨みや戦いの挑戦ではない
宗教から文化の発達それぞれ違いがあるが
金をばら撒く宗教家は歴史を調べてみてもおらんよ
宗教
日本も福祉の時代がおわり血がでない悲惨劇がはじまろうとしているのう
じいちゃんがよう言いようた
相手の機嫌をとるときは得意な分野を質問することよ
相手はいい気分になって喋り出すしかし、不得意な分野は不愉快になり
ケンカのもとよ
隣の家がテレビを買ったけぇうちも買わにゃ
見えばかり追うからいい子供がつまらんようになるよ
いくら綺麗に咲いたバラでも
花の最後は一番不細工な格好して首がうなだれているよ
人間と花の違いをみせんかい
ケンカに定義がいるもんかい数学でもあるまいし
うられたケンカはかうもんよ、それが政治判断よ、くずくずしとるから
外交機密費とかタクシー券に化けるのよ
咲いた花ならみごとに散って見せんかい
この桜吹雪の遠山桜が目にはいらんかい、堂々と悪を裁き善人を救う名奉行よ
「いきな人間が昔は一人二人おったがのう」最近は見かけないのう
じいちゃんがよう言いよった
「自然にうしろ姿に両手をあわせ感謝されるような人間になれ」と
ええことを言うじいさんじゃが、ちったぁ夢のある話を書かんかい
サマージャンボタカラクジ買うても当たらんし愚痴がでるのはあたりまえよ
頻繁にテレビにでている中東アジアの問題の国の奴が当たったんかのう
かなりの豪富で9000億もっとるらしいけぇ
それにしても、使ってもつこうても金が減らんのはおかしいのう
知らんよ、あいつも、なんか栽培でもしとるんかもしれんのう
誰かが言いよった「もはや貴様には夢みる資格はない」と
今度は硬い玉があたるよ
「これにて一件落着」早く安心して暮らせる世界平和にならんかい
わしらは夜露がさけられ、食べられるならそれだけでエエよのう
おかしなことよのう