ステージア左Frドア前側にガリ傷と同時にできたヘコミが縦30cm横40cmあります。
見た目15cmほどのヘコミのようにも見えますが、上はミラー下のアール部分下はモール上5cmくらいまで損傷しております。
板金はまず損傷した部位を正確に見るところから始まります。






まず塗膜を剥離し、溶接チップを溶着します。
溶接したチップを引きながらコツコツと板金していきます。
このようなヘコミの場合ガリ傷の部分は鉄板が伸びてますので引っ張るだけでは元に戻りません。そこで伸びた部分を絞っていきます。







絞り作業が終わり鉄板が元に戻ったらパテをもります。パテの乾燥後サンディングします。通常板金作業はここまでです。







サフェーサーをいれたところです。
乾燥後サフェーサーを研いで塗装に移ります。







フレームの誤差をミリ単位で計測し、計測値をもとに、修正機を使用して骨格パネルを元の正常な形に修正、交換が必要な部品は交換します。歪んだ箇所をただ引っ張るだけではなく、専門の知識と経験が必要とされる仕事です。