小田原城

北条早雲は大森氏から奪った城を、大幅に拡張した。城下町を城郭に取り込んだ城郭都市として
北条氏の栄華とともににぎわった。その堅固さに上杉謙信、武田信玄も攻略に失敗している。
これを開城させたのが豊臣秀吉の小田原征伐である。秀吉の徹底した兵糧攻めにより北条側が
和議と抗戦継続をめぐって議論したが一向に結論が出なかった故事が“小田原評定”という言葉に
なっている。北条氏側は次第に戦意を失って投降。関東の雄、北条氏はついに滅んだ。
以後城主は様々に代わり、城は明治期に取り壊され、昭和35年(1960)に復元された。



所在地 : 神奈川県小田原市
通  称 : 小峯城
築城者 : 大森頼春
築城年 : 応永24年(1417)


常盤木門


銅門(櫓門)


伊豆大島方面を望む


石垣山一夜城方面を望む