郡上八幡城

遠藤盛数が造った城を、慶隆は豊臣秀吉に没収される。が、慶隆と当城は縁があったのであろう。
関ヶ原の戦いで東軍に属していたため、旧領に復活することになった。彼の喜びは計り知れない。
郡上八幡の夏の風物詩、郡上踊りはこの時の慶隆の喜びが領民たちに踊りを奨励させたことから
始まったともいう。天守閣は築70年を超える日本最古の木造再建城であり、戦後の築城ブーム
で再建された多くのコンクリート製の城とは一線を画した。最上階からの見晴らしは素晴らしく眼下に
吉田川、小駄良川の清流と小京都といわれる郡上八幡の町並みや奥美濃の山々が眺められる。



所在地 : 岐阜県郡上市八幡町
別  称 : 積翠城
築城者 : 遠藤盛数
築城年 : 永禄2年(1559)
種  類 : 山城




夏になると子どもたちはこの新橋から吉田川に勇壮に飛び込む。


この川はやがて西に向かい長良川に合流する。


山内一豊と妻千代の像(千代は郡上八幡の生まれといわれている)


作家・司馬遼太郎が、日本で最も美しい山城と言ったといわれる。


天守と隅櫓


4層5階白亜の天守閣


隅櫓


城下町の先は奥美濃の山々


城下町と郡上街道を望む


全国名水百選に選ばれた宗祇水


今でもこんこんと湧きだす泉。古くから住民の生活水として使われてきた。


7月中旬から9月中旬にかけて踊られる。お盆の4日間は徹夜で踊り明かす。


郡上八幡博覧館では毎日郡上踊りの実演が披露されている