名勝地ブルーマウンテンのスリーシスターズ(3つの岩の愛称)
何か言われもあるのだろうが、その説明の記憶もない。ブルーとはユーカリの木が出す息が山全体でそのように見えるところから。


30年も前のオーストラリア
研修旅行レポートが出てきました。


もう参考にはならないかも知れませんが
思い出として掲載します・・・・・


海外研修旅行レポート
 

 

このたびは、永年勤労者等における海外研修旅行に行かせていただき、大変ありがとうございます。
また、出発前には、皆様には多忙の中を、壮行会まで開いていただき、誠に感謝する次第です。
 私としては、海外に出るということは生まれてこの方初めてのことで、この際仕事は仕事、旅行は旅行と割り切り、
精一杯、目の正月をさせていただきました。 
旅行は1月20日より26日までの1週間でしたが、この間での様々な見聞は、この紙面では書きつくせない程多く、したがって、
旅行日程に順ずる報告は、CCC総務部の山田課長執筆による「CCCだより」のレポートを読んでいただくこととして、
ここでは、私なりの旅行での印象、感想をまとめてみました。
 

  (1) シンガポールにて

一言でいえば、熱帯のジャングルに、海よりに開けた国際都市といったところか。
早朝目覚めて、ホテルのストリートを眺めれば、色鮮やかな鳥達(九官鳥・オウム)がビル街を鳴きながら飛び回っている。
ストリートは一方通行路が多く、バス停で待つ出勤者をテキパキと積んでは走り去る。時折、広告だらけの二階建てバスも
通過していく。
 
ストリートは「ごみ落とせば罰金」とかできれいだ。街中の木々は濃緑、高木で鬱蒼としている。人々は中国系が多く、デパート
前は正月用の大きな飾り付けが目立ち、「夏のお正月」の風情で一層変わった雰囲気を醸し出している。
 
シンガポールの街が一望出来るマウントベーバーの丘に登れば、日本人観光客でいっぱいだ。バスを降りると、
いきなりターバンを巻いたインド人が「SENEN」といいながら金色メッキのブレスレットを押し付けてくるものだから、
千円(日本円)で買ってしまった。日本の淡路島ぐらいの面積に256万人という密集地だから、おのずと競争心も強くなってくる。
 

     (2) オーストラリア〈シドニー〉にて

 シドニーでは1月22日朝より25日昼までの約3.5日間滞在した。
シドニーの第一印象は、日本に比べて空の青色が濃く(もう絵葉書に写っている空は紺色だ。)、空気も澄む(なぜなら夜景の
明かりがクリーンに見える。)海より浮上した大都会といったところか。世界的に有名なオペラハウス、全高105メートルの
シドニータワー、オフィス街のビル等、いずれも、すっくと空に伸び、ビルは広島のビルの二・三倍はあろうか、壮観である。
 したがって、オフィス街は日陰が多く、ビジネスマンはスーツを着こなし、キャリアウーマンは映画「ワーキングガール」そのままで、
ストリートを闊歩している。

私は仕事柄、シドニー州立図書館の見学を行った。蔵書は50万冊で二階建ての高さの重厚だが、中は明るい当然、OA化は
図られており、カウンターに2台、利用者端末(利用者自身が図書を検索する。5台が一ヶ所の大きなテーブルに無造作に設置され
利用されている。(うちラットップ型2台)このうち1台にプリンタが設置されていたが、これはNECブランドであった。
検索にはコンピュータのほかにマイクロフィルムも多く利用されている。

  このほか、単独でマンリービーチに出掛けてみた。このビーチは、南のボンダイに並ぶビーチだ。(ガイドにボンダイ・ビーチは
注射針がよく落ちていると威され、やめた。) 南太平洋でひと泳ぎと勇んだもののビーチに着くのが遅くなり、また、波が高く、
泳いでいる者がほとんどいないので、残念ながら実現できなかった。砂浜で日光浴をしながら青い地平線を眺めていると、
じわじわと「ここは南太平洋なんだ、オーストラリアなんだ」と実感が涌いてきた。

  最後にキングス・クロス。南半球最大の歓楽街、シドニーで一番こわいところといわれている。夜な夜な出掛けてみた。
この夜の賑やかさは、広島でいえば流川といったところか。

   大道芸人のパフォーマンスあり、連日のパトカー出動、酔っぱらいと猥雑でもある。オーストラリアはサラリーは週休制で
給料日が、木曜日。この夜は300mほどの通りは人で埋めつくされる。ブーメランを買った通りで、先住民の老婆を見た。
アボリジニへの保護政策、定居住政策などにより白人社会への融合を図っているもののアボリジニとしては文明に同調せず、
また、文明に追われ、奥地へと移住しているとか。

 以上、私の記憶の一部を書き綴らせていただきました。今回の旅行で、日本を離れて日本を知ることよりも、世界は広く、
様々な人々がそれぞれの歴史と文化と価値観を持ち、働き、遊び、生活しているということを実感しました。
今回の旅行で得たことー広い価値感―を今後の仕事に生かしていきたいと思います。このたびは大変ありがとうございました。
                                                       

                                                              (原文そのままを掲載)
 

          

                      写真中央の上のところにシドニータワーが見える。到着したその日のランチはここで頂いた。
                             1時間に1回転していてシドニーを見渡せる。

      
                      キングスクロス通りやマンリービーチにも単独で行って来ました。
                              此処には書けないハプニングもあって・・・それはまたお会いした時に。